「穂高神社」は、古代北九州で栄え、6世紀頃に安曇野に移り住んだとされる海人族・安曇氏が、祖神である穂高の神様を祀った古社。穂高見命を御祭神に仰ぐ「穂高神社」は、信州の中心ともいうべき 安曇野市穂高にある。奥宮は、北アルプス穂高岳のふもとの上高地に祀られており、嶺宮は、北アルプスの主峰奥穂高岳の頂上に祀られている。 -2017.09.21-
境内図
穂髙神社HPより転載
「二の鳥居」と「神楽殿」
拝殿に最も近い位置に立つ木造鳥居は、明治2年(1869)に建てられた。境内最古の建造物として知られる。高さ約8m、柱と柱の間が約5mで、柱の両脇に支えるための稚児柱を備えた「両部鳥居」という形式。
「拝殿」
鉄板葺で、中央は入母屋(いりもや)で軒唐破風付き、左右は切妻(平入)。20年に一度の式年遷宮で。「拝殿」および「御本殿」が新しく造りかえられる。前回は、2009年に127年振りとなる建て替えが行われた。
「孝養杉 (こうようすぎ)」
樹齢は500年は越えている。地元では親孝行の思いがこめられた木と大切にされており、近年ではパワースポット、良い波動を持っている場所として崇められている。
「岩宮社」
末社
若宮西の欅
<安曇野市指定文化財>
この欅の樹齢は、500年を悠に越えていると推測されるほどの老木で、昭和45年5月に文壇・画壇の巨匠川端康成、井上靖、東山魁夷がそれぞれ夫婦お揃いで参拝された際、その若葉繁るこの木を仰ぎ見て絶賛した。また、昭和46年7月に井上靖が「けやきの木」という題で小説を著し、他七編を加えて出版している。
末社
奥から
「八坂社」「事比羅社」「子安社」「保食社」
神船「保高丸」
「神馬舎」
「御神馬」
唐鞍(奈良時代の馬の飾り)を付けた馬としては全国でも稀にみるもので、馬は純粋の木曽馬をモデルにしている。昭和24年小川大糸作 ~下記案内板より転載~
「結びの石神」
千度石の石神 三石: 古(いにしえ)、神社境内に祀られ、願いが叶うまで昔は別々の場所に祀られ願いが叶うまで数知れず熱心にお祈りしたことから、お百度詣り・お千度詣りなどと親しまれ、信仰されてきた“千度石“。
三石に 1. 過去に感謝、2. 現在・今に祈願、3. 未来、明日に結願の祈りを込めて入魂致しております。過去から未来へ子々孫々へ祈りの和の心が継承されることを願い、御影石一石の上に石神三石を置いております。時を超えて幸せへと導く「結びの石神」であります。どうぞお手をふれてお祈りください。
「健康長寿道祖神」
安曇野には多くの道祖神がある。約400体以上の道祖神があるとされ、単体の市町村では日本一と言われている。 道祖神は、村境で悪霊や悪い病が村へ入るのを防ぎ、旅人の安全を守り、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄などの守り神で、江戸時代中期(1700年代)のものまで確認がされている。 境内にはステンレスで作られた日本唯一の道祖神が祀られている。これは長野県が平成25年に長寿日本一として認められたことを記念して、ステンレス彫刻家として著名な当地在住の中嶋大道先生により制作されたもので、ステンレスの変わらぬ輝きのように健康長寿でありますようにとの願いが込められている。
「道祖神」
御朱印