東京大学大学院理学系研究科附属植物園は、一般には「小石川植物園」の名で呼ばれ親しまれており、植物学の研究・教育を目的とする東京大学の教育実習施設。 この植物園は日本でもっとも古い植物園であるだけでなく、世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つ。 約320年前の貞享元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身で、明治10年、東京大学が設立された直後に附属植物園となり一般にも公開されてきた。 面積は161,588m2(48,880坪)で、台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形を利用して様々な植物が配置されている。~小石川植物園HPより抜粋転載~ 梅の花を観てきました!! -2021.12.19-
ソテツ(精子発見)
1896年(明治29年)当時に、東京農科大学助教授であった池野誠一郎博士は、裸子植物のソテツに精子が存在することを初めて明らかにしました。正門近くにあるこの株は、池野博士が研究に用いた鹿児島市に現存する株の分株で、鹿児島県立博物館のご厚意によって分譲されたもの。
「本館」
本館には、東京大学大学院理学系研究科に属する研究室があり、植物分類学・系統学などの植物の進化多様性の研究の他、植物生理学の研究が行われている。また、東京大学植物標本庫、図書室があり、所蔵している約70万点の植物標本、図書は内外の多くの研究者によって利用されている。(関係者以外は、立入禁止)
「梅林」
「日本庭園」の一角にある「梅林」。ウメ(Prunus mume)は、中国中部原産の植物で、奈良時代以前に日本に導入されたと考えられている。日本では観賞花木や果樹として栽培されており、観賞用を中心に数百の品種があり、「梅林」では、このうち約50品種100株を植栽している。
明星
白加賀
都錦
春日野
白鷹
長寿
甲州最小
未開紅
道知辺
八重島
大益
蘇芳梅
鹿児島紅
「日本庭園」
古くは徳川5代将軍綱吉が幼少の頃住んでいた白山御殿の庭園に由来。
「東京大学総合研究博物館 小石川分館」
<国重要文化財>
明治9年(西暦1876)に建築されたこの建物は、旧東京医学校の本館で、東京大学に関係する建造物では現存する最古のもの。国の重要文化財に指定されています。昭和44年(1969)に本郷構内より移された。
「梅林」を後にして
タイミンチク(イネ科)
「メタセコイア林」
メタセコイヤ(スギ科)
ニシキマンサク(マンサク科)